社会という荒波を乗り越えていくために
『First Penguin』
ってご存知でしょうか?
ペンギンにとっては
海はエサを食べれる場所であり、
シャチなどの天敵がいる場所でも
あります。
ペンギンにとって
海は生きる場所でもあり
殺されるかもしれない場所です。
つまり何が
自分に起きるかわからない
不確実な場所です。
また
ペンギンは他の一匹が
飛び込むと次々と飛び込む
習慣があります。
だから、
英語圏では
First Penguinというと
『勇気を持って行動する人』
を指すそうです。
人間では
この最初のペンギンのような
先の見えない不確実な状況が
頭をフル回転させて
“ひらめき”に
導いてくれると
脳科学者の茂木先生は言っています。
茂木先生によると
「人間の脳は
すべて決まりきっていることを嫌う」
そうです、
“これからどうなるのかな?”
という未知の世界が脳は大好き
なんだそうです。
だから、
・先が読めないミステリー
・勝てるかわからないギャンブル
・ミステリアスな異性
に人は惹かれてしまうそうです。
さらにいうと、
『不確実性』が人が成長する
サイクルと大きく関わるからです。
大昔は
毎日が不確実なことばかりでした。
食料はいつ食べれるのか
どのような天候になるのか
マンモスなどの天敵にいつ出会うのか
いつ死ぬのか
そんな
現代の社会よりも
不確実でどうなるか
わからない世界を生きていたわけです。
それでも
脳が不確実性を好む傾向があったので
いろいろなことをして
生き延びてきたのです。
「どうなるかわからないから
今日は何もしない!!」
なんて
私たちのご先祖さんが思っていたら
確実に人類は滅んでいましたね(笑)
現代でも
赤ちゃんや子どもにとっては
毎日が未知との遭遇で
不確実なことだらけです。
でも、
いろいろチャレンジするので
ものすごいスピードで
成長していくわけです。
しかし、
この不確実性という
恐怖や不安などスリリングな
状況を乗り越えていくためには
どうしても
必要不可欠なものがあります。
それは
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愛着のある人や場所
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です。
これこそが
子どもを成長させるために
一番重要で必要なことではないかと
最近考えています。
これは
心理学者ジョンボルビィ博士の
研究からも言われています。
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愛着のある保護者
愛着のある場所
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・自分を愛してくれて
・見守ってくれて
・支援してくれる
人や場所が絶対に必要なんです。
考えてみれば
家の一歩外は
子どもにとっては
大冒険です。
そんな大冒険をするときに
支えになるものは
なんでしょうか?
人間の底辺にある欲求(食欲など)を
満たされていることは
もちろんのこと
「この冒険は大丈夫!
絶対になんとかなる」
こういう心の声だと
思います。
この心の声が小さかったりすると
チャレンジができなかったり
それだけではなく
問題行動を起こしてしまいます。
子どもの問題行動は
その子の心の声を表現している
一つの手段にしか過ぎません。
小さければ
小さい子ほど
保護者や家との愛着が大事です。
だんだん、
大きくなるにつれて
友達や先生、仲間、学校などの
存在が愛着形成にも役立ちますが、
でも
基盤は親だと思います。
安全基地があるから
冒険に行ける。
パン工場があって
ジャムおじさんやバタコさんがいるから
アンパンマンは
武器はない、
攻撃力は弱い、
毎回やられる
それでも
パトロールへ行けるのです。
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我が子の安全基地作り
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ぜひ、意識してみてください。
そのための
お手伝いを出来るのが
私だと思います。
いい意味で
私を使ってください。
本日も最後まで
お読みいただき
ありがとうございました。