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ご褒美は勉強の楽しさを失わせるのか?

本日は

『ご褒美は勉強の楽しさを失わせるのか?』

についてです。

一般的には

『勉強のやる気を引き出すのに
ご褒美的な外的なインセンティブで
釣ってはいけない』

と言われているのではないでしょうか?

先日からのメルマガのキーワード通りに

“科学的な根拠(実験された数値)”

を元にお話します。

実際に
外的インセンティブ(ご褒美など)が
内的インセンティブ(やる気など)を
締め出した例は存在します。

献血をする人に対して
報酬を支払うようにした途端
献血する人が減ってしまったり

高校生が募金活動を行う際に
集めた金額に応じて謝礼を支払うという
仕組みを導入したところ
かえって集まった募金額が減ってしまうなど。

お金という外的インセンティブが
持ち込まれた途端に

「献血や募金活動を通して
社会に貢献したい」

という内的インセンティブが
失われてしまったです。

それでは
勉強については
どうなのでしょうか?

先日も登場した
ハーバード大のフライヤー教授が
これに関しても実験をしています。

心理学的な手法を用いて
勉強についてご褒美により
内的なインセンティブが失われるかを
テストしたところ、

ご褒美があってもなくても
『本質的に勉強が楽しいか』など
内的インセンティブには
差がなかったそうです。

つまり、

================
勉強において
ご褒美は子どもの一生懸命勉強する楽しさ
を阻害するものではない
================

ということです。

そこで
さらに気になるのは

================
金銭的なご褒美は良いのか悪いのか
================

だと思います。

これに関しては
シカゴ大のレヴィット教授らが
行った実験が有名です。

400円くらいのトロフィーを
ご褒美として使われました。

すると、

小学生には
400円というお金よりも
同額のトロフィーの方が
大きな効果があったことが
わかりました。

この実験からもわかるように
子どもが小さいうちは
お金よりも子どものやる気を刺激するような
ご褒美を用意した方が効果はあります。

一方で
中高生にはトロフィーよりも
お金の方が効果的だったことも
わかっています。

「そんなこと言っても
ご褒美としてお金を与えるのは
どうなのか?」

そう思っている方も
多いかと思います。

簡単な問題ではないと
思います。

そこは
親御さんの判断だと
思いますが、

一つこんな実験結果も
あります。

先ほどから紹介している
テスト後にアンケートを
とったところ、

ご褒美にお金をもらった
子どもたちは無駄遣いするどころか

きちんと貯蓄して、
娯楽や衣服、食べ物に対して
使うお金を減らすなど

より堅実的な
お金の使い方をしていたことが
明らかになりました。

この実験では
ご褒美と一緒に
貯蓄用の銀行口座を作ったり
家計簿をつけるなどの

金融教育を一緒にしたことが
功を奏した一因でもあるそうです。

つまり

==============
ご褒美をお金にして
そして金融教育も
一緒にする
==============

これって
将来とっても役立つ学びでは
ないでしょうか?

金融教育も生きていく上で
必ず必要なものだと思います。

今すぐは難しいですが、
5starスクールでも
その道のプロを招いて
子どもたちに教えていきたいです。

本日も最後まで
お読みいただき
ありがとうございました。

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