2019年3月18日健吾くんツアレポ
こんにちは。
2019年3月18日のツアレポをお届けします。
【ツアー概略】
・9時30分 大井町駅 西口集合
イトーヨカードーで健吾くんお手洗い
また今日の流れなどを確認
・10時00分〜10時40分
スポルでボリタリング体験
・10時40分から11時00分
ベンチでおしゃべり
・11時00分から11時30分
脱出ゲーム体験
原宿へ移動
・12時から13時
食事
文房具カフェがいっぱいだったので
別のカフェへ
・13時から15時まで
明治神宮
・13時から16時15分ごろ
日本1体験
LONG!LONGER!!LONGEST!!!
ソフトクリームが売り切れだったので
健吾くんのみ日本1のチェロスを食べる
石倉さんからの個別質問対応
今後の流れの確認
【ツアー詳細】
<10時からのボルタリング>
キーワード
「こわい」
「大丈夫かな?」
「降りてもいい?」
「今高さ何メートルかな?」
このあたりです。
慎重派だということを
事前に聞いておりましたが
言葉にも動きにもでていました。
でも、それでも素晴らしいのは
「でも、やってみないと
つまらないか楽しいかわからないから、
だからやってみた方がいい」
と言っていたことです。
また僕はボルタリングを
何度かやったことがありますが、
健吾くんは初めてということでした。
そこで最初に僕が見本をみせようか?
と言った時も
「いや、大丈夫!やる!
あああ、、やっぱ最初やって!」
という流れでした。
きっと、いろいろやってみたい気持ちと
でも、不安や怖さがある気持ちが
いろいろと入り混じっているのだと思います。
今回のツアーのオープニングは
「不安感を減らす」
「余計なストレスやプレッシャーをかけない」
「楽しい雰囲気」
ここにフォーカスしました。
最初靴のサイズをスタッフさんに聞かれた時も
「わからない。いくつか適当に持ってきて!」
という発言でした。
健吾くんのタイプでなければ
「それくらい自分で靴脱いで教えてあげなよ!」
と伝えるところです。
しかし、今回はそういうことをせずに
僕の靴と健吾くんの靴を比べて
23.5か24くらいだと推測できたので
その2つをスタッフさんに持ってきてもらいました。
個人的にはボルタリングは
主に2つの力が伸ばせると思っています。
1つ目がゴールまでのコース取りと体の使い方の
予測と作戦、イメージする力
2つ目が実際の体の動かし方とバランス、
特に握力を中心とした上半身の筋肉
です。
握力は噛む力にもつながり、
また握力に比例して運動量も決まるという
データがあるほど学童期には大事な部分です。
それを普段の遊びやスポーツでは
なかなか鍛えられないのが
ボリタリングの魅力です。
動画は健吾くんの意向で
健吾くんのタブレットにたくさんありますが
試行錯誤が見て取れると思います。
ある程度でやめてしまうのは
自分の中でそこまでモチベーションが上がる
遊びでは今の段階ではないようです。
動き自体を見ると、全体の筋肉で
そこまで弱いというか不安に思う部分は
ありませんでした。
ボルタリングでも両手の力だけで
自分の体を支えて、
うまく移動する部分もありました。
それだけに何か1つでも体を動かすことに
火がついたらどんどん伸びるのになー!
という思いがあります。
途中で自分なりにルールを変えて
自由に登っている部分もありましたが
コツコツと取り組んでいました。
<10時40分から11時00分のベンチでおしゃべり>
会話からお金の話になり、
世界一のお金持ちになりました。
2018年は総資産1位が
アマゾンのジェフベネスだったので
一緒に総資産を調べました。
1381億ドル
日本円で13兆
ここまでは引き出し方でよくあると思いますが、
ここからがコーチの一工夫です。
この金額がどれくらいすごいのか?
これを健吾くんが身近な国の国家予算で比べました。
タイに行ったことがあるということだったので
タイの国家予算を調べると
約10兆
『一つの国よりも総資産のあるジェフベゾス』
この話をした時が今日の中で一番
目が輝いていたかもしれません(笑)
こういう対比や興味の引き出し方は
本人のモチベーションを高めるコツになります。
また、お金自体も好きで、
コレクションも好きということを
話の中でわかりました。
僕が今後、健吾の力を伸ばすためにも
・ゴージャス
・高級品巡り
・お金
・何かを作る
・コレクション
・スーパーカー
このあたりはキーワードだと思います。
お金の場合はお金そのものも好きだということで
世界の金貨や紙幣を見られる場所の見学
何かを作る = 陶芸
などでは安易なので
調べてみれば刀鍛冶体験とかも
できる場所があると思います。
健吾くんを伸ばすヒントとして
参考にしていただければと思います。
高級品巡りも
『日本1高い家具屋さん』
こんなキーワードも
ゴージャスを満たせるので
いいと思います。
また、このおしゃべりで
すこしビジネスというか
仕事の土台の部分もお話しています。
1歳にならないくらいの赤ちゃんをベビーカーに乗せて
歩いているお母さんがご飯屋さんに入りました。
ここはスポーツ施設なのに
なぜ、あかちゃんずれの親御さんが???
健吾くんに質問したところ、、、
「う〜ん。本人に聞かないとわからない。。。」
と答えました。
これはこれで深い回答です。
そのご飯屋さんはメニューが外に出ていて
ポテトだけで980円くらいでした。
マクドナルドのポテトは100円
ここは980円
何が違うのか?
もちろん、品質も違うけど、
・禁煙の場所
・子どもずれOK
・静かで綺麗でゆっくりできる
そういう条件が揃えば
約10倍のお金を人は払う
そんな話をしました。
「なるほどね!
ほぼ同じポテトでもそれだけ
お金がもらえるのか〜!」
そんな感じの反応でしたが
こういう現場を見て、自分なりに考えて
新しい視点や発想を入れていく。
こういう繰り返しが
その人に思考や言動や行動を
大きく変えていきます。
また、学校の話になったのですが、
「僕も息子はホームスクーリングかもしれない!」
と言ったところ、
僕とすれば驚きの回答でした。
「でも、学校は行ってみたいと
どういう所かわからないよ!
一度は行かせてみてもいいんじゃない!」
えええ!!!???
個人的には健吾くんが
辛い経験をしたと聞いているので
「そうだよね。学校なんて行かない方がいいよ。」
こういう発言かと思ったのですが、、、
どこまで深い意味があって
それを言っているか深掘りはしませんでした。
でも、自分が辛い経験をしたのにも関わらず
そういうフラットな立場なのはすごいことですし、
学校のことをそこまでマイナスに捉えていないのかもしれません。
僕に対してだから言ってのかもしれませんが、、、
<移動>
切符を買うのも久しぶりということでしたが
220円のところを3000円入れています。
そこで
「同じお札が戻ってきたのかな?」
なんて質問したところ
「折り目がついているから
さっきとは違うね。」
と答えています。
あえて3000円入れる発想もオモシロイですが、
しっかりと見ているというか違いに気づけるのいいですね。
<ご飯>
文房具カフェが混んでいて、
そこから歩いて3分くらいの
76カフェ
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13037285/
こちらで食事をしました。
食べるものは野菜以外だったら
なんでもいいと言っていたのですが、、、
実際にメニュー決める時には
いろいろこだわりがあったみたいで少し時間がかかりました。
飲み物も同じですね。
最終的にオレンジジュースになりました。
<明治神宮>
自然が豊かな場所ですが、
やはり健吾くんも自然が好きなようです。
「シンガポールやタイはこんなもんじゃない」
が口癖でしたが、
気持ちよく散策していました。
明治神宮もお金から興味をさらに引き出しています。
明治神宮は初詣の参拝者が日本1です。
そこで一緒にネットで調べると
な、な、なんと319万人
一人10円のお賽銭を出したとして
3000万以上!!!
本人曰く
「神社ってすげー儲かるな!」
だということです。
お金に執着はしてほしくないですし、
お金や金銭的メリットだけで
行動はしてほしくありませんが
こうやって目の前にあるものを
自分の興味あるお金を通して考える
これは最高の社会勉強だと思います。
「なぜ、人はそれだけ明治神宮に集まるのか?」
こんな話をして、一緒に考えましたが、、、
正直僕も納得できる答えは出ませんでした。
でも、二人で話したのは
「日本人は行列とか人気があるものに弱い」
ということです。
利便性もありますし、
明治天皇を祀っている場所なので
由緒もあります。
でも、それだけで日本1になる理由とは
思えませんでした。
パワースポットで人気なのも
理由かもしれませんが、、、
こういう答えのないものを
実際に見て感じて考える。
本当に大事だと思います。
<日本1を食べる>
日本1のチェロスを食べました。
55センチは圧巻でした。
でも、もぐもぐと速攻で食べていました(笑)
ここでは石倉さんからの質問対応が
メインになったいるので健吾くんとは
そこまで会話しておりません。
【まとめと所感】
健吾くんのタイプは
ルールや決まりが苦手というよりは
・自分のこだわりを大事にしたい
・上から支配されたくない
・やりたいと不安の葛藤
・それをやる理由が目的を知りたい
・自分が意味を感じないことはやりたくない
このあたりをキーワードに
育児していくのがコツだと思います。
ここで僕が健吾くんを伸ばすなら!
という視点のお話をさせてください。
「本人がやりたいことをトコトン」
これが教育や人財育成の基本だと思います。
その過程で
自己肯定感、自己効力感、作戦力、課題解決能力
目標達成スキル、コミュニケーション能力、忍耐力
など
いろいろな力の育成
さらには技術的なスキルも身につきます。
ただし、
健吾くんの場合は人と触れる回数が少なく
周りからの刺激が少ないのが特徴です。
これはあくまでも良い悪いのお話でないことだけ
わかっていただければ嬉しいです。
現状としてそういう状態だと認識しております。
その場合に
本人が興味あるないも大事ですが
外界からの刺激
いろいろな環境や状況へのチャレンジ
この2点をなるべく積極的にしないと
かなり狭い中で成長するかもしれません。
そのため、好きなレゴや夢中になることは
1週間の中で多めにとるのですが
いろいろな人、行事、環境、アクティビィ、場所
ここへの接点は増やして経験させることは
おすすめしたいです。
別にいろいろな体験をしたからといって
すぐに夢や目標が見つかるわけではありません。
99%は半年後には忘れているかもしれません。
でも、そういう種まきや積み重ねが
その子の豊かさや人間としての幅を作っていきます。
本人がそこまで乗り気でなくても
なるべくいろいろ連れていく!
これはご家庭でも大事にしていただくと
お子さんの可能性も才能も伸びていくと思います。
今までのべ人数ですが
5万人以上の12歳までのお子さんや
保育士を目指す20歳前後の学生さんと
関わってきました。
その上でお伝えできるのは
最後の部分です。
本日はありがとうございました。